経営再建中のルネサスエレクトロニクスは、携帯端末で高速通信ができる次世代型の無線通信事業から年内に撤退するそうです。
赤字が続き、3月に富士通やパナソニックとの事業統合を断念したことで、収益の回復は難しいと判断したようです。
携帯電話向け半導体を開発するフィンランドとインド、中国の開発拠点を閉鎖し、従業員約1400人は解雇するようです。
リストラ費用などが発生する見込みで、業績への影響を精査しているそうです。
携帯電話向け半導体は、2010年11月に設立した完全子会社「ルネサスモバイル」の中核事業で、フィンランドの携帯電話大手ノキアから約180億円で買収し、ノキア向けの販売を中心に売上高の拡大を目指してきたそうです。
しかし、ノキアの不振などで業績が悪化し、累積損失は2013年3月末時点で約450億円に膨らんでいたそうです。
ルネサスモバイルは現在の従業員1900人が4分の1になり、自動車のカーナビゲーションシステム向けや、産業用ロボットなど産業機器向けのシステムLSIに経営資源を集中するそうです。
生き残っていけるんでしょうかね。
6723:382円、 6702:401円、 6752:747円