6月の投資主体別動向で外人は1、2週とも現物株を買い越しており
5/23以降然したる売りもなく、未だに大量の日本株を保有していることになります。
しかし先物は直近週間で2000億円の売り越しに転じており
アベノミクスの実現性や参院選に於ける衆参ねじれ現象の解消が困難と見ているのか
それとも世界同時株安を想定しての動きなのかは定かではありませんが
売り圧力が動き出したことは間違いなさそうです。
因みに国内機関投資家は金融法人を除き漸く買い越しに転じていますが
今後の外人動向は総じて弱気と見れば先物で売り崩し
強気に転じれば現物を売って来るというシナリオも充分考えられ
参院選を控え日本株は上値追いが厳しい状況になりつつあると言えそうです。
また昨夜のNY市場はS&P500を筆頭にダウ・ナスも大きく下落しましたが
あくまで想定内の下落であり
昨日の日経平均にはある程度織り込まれていた可能性があると思います。
しかしダウの下げ幅を見ても個人的には中途半端で
本格的な調整はこれからだと考えるべきでしょう。
とにかく今はアベノミクス相場で10兆円も買い越し
5/23の暴落以降も大量の現物を抱え込んでいる外人の動向が
当面の日本株の行方を握っていると言えそうです。
CME12,815円、為替1ドル97円台
今日は週末ということもあり終日売り優勢となるか
それとも寄り底で後場13000円台回復もあるかが見どころになりそうですが
個人的には引き続きTopix core30の動きに注目して置きたいと思います。