NK225は5月高値から丁度20%下げた12890円付近で取り敢えず反発しました。
一般的に20%の調整は弱気相場入りを示唆しますが、逆に当面の底になる場合も多く
12890円辺りで反発したのはそうした投資家心理が作用したのかも知れません。
しかし新興市場は総崩れで、信用で高値を掴んだ個人の悲鳴が聞こえて来る様です。
新興市場が昨日までと様子が違ったのは、買い手不在の状況になったことです。
それを裏付けるかの様に、今日はマザーズとジャスダック銘柄だけで
84銘柄がS安または一時S安まで売られています。
昨日までは下げても安値は拾われていましたが、逆張り派の投資家さえも疑心暗鬼になり
少なくとも新興市場を主に手掛けて来た個人の投資家心理は不安(強)に近づいた様に感じます。
仮に近々今日以上の下落が起これば一瞬でも恐怖に変わる可能性があり
不用意に買い向かうと怪我をしそうですね。
因みに昨日発表された成長戦略が期待を裏切る内容であったことが今日も尾を引いた様ですが
外国人投資家は法人税の減税や雇用制度改革を強く望んでおり
それらが正式に盛り込まれなかったことに失望したという見方もある様です。
しかし、何れにしても参院選が終わるまでこうした議論は持ち越されることになりそうで
暫く外人の買い越しは期待出来ない状況だと思います。
取り敢えず今日、明日発表される米国の雇用統計に注目が集まることになりそうです。
ところで凡そ半年間に亘り相場を盛り上げて来たバイオセクターは遂に力尽きたのでしょうか。
昨日買い戻したニプロも大幅に下げ、今日は我慢しましたが明日の展開次第では
あえなく損切りという結末になりそうです。
おまけにブロードメディアも一時S安に張り付く始末。 (^_^;)
幾ら好材料があるとはいえ流石に需給の悪さには勝てないという教訓を
改めて思い知らされた一日でした。
まだまだ甘い!そんな声が何処からともなく聞こえて来る様です。 (×_×);