アベノミクス成長戦略第3弾に然したるサプライズも無く
しかも国内機関投資家が動かないのを見計らって一気の売り崩し!
毎度のことながら個人の信用買い残が積み上がったタイミングを狙われた格好になりました。
その結果、昨日までは無いだろうと考えていた弱気相場の様相になりました。
お蔭で投資家心理は三日も持たず不安(中)に逆戻りです。
結局被害に遭ったのは高値を信用で買った個人という毎度お馴染みのパターンになった訳です。
因みに私自身も今日発表された成長戦略には失望しました。
ヘッジファンドが売りを仕掛けをしなくても売りたくなる内容で
「美しい国、ニッポン」と何ら変わり無い抽象的な内容だったというのが正直な印象です。
それどころかコマーシャルベースで単なる選挙演説のレベルと言った方が良いくらいです。
中でも一般用医薬品のネット販売の件は逆に空しく感じたほどです。
確かに規制緩和は不可欠ですがもっと大事なことが幾らでもあるのではないでしょうか。
ところで、今日の暴落第4弾で参院選に対する影響も少なからず出て来た様に思います。
仮に与党が過半数を獲得出来ない場合、政局は再び混乱し
アベノミクス成長戦略の障害になり兼ねません。
この様な状況は日本経済にとっても株式市場にとっても大きなマイナス材料ですが
案外ナショナリズムを警戒した見えない力が働いたのかも? (((゚Д゚;)
とにかく鬼より怖いヘッジファンド!米国政府の回し者G.S?(後者は私の妄想です)
これが今日の東京市場を振り返っての印象です。
さてこれで当面日本株を売り崩す大義名分は無くなりましたが、逆に買われる理由も無く
NK225は13000円が抵抗ラインになる可能性が強まった様な気がします。
またあくまでも最悪のシナリオですが、ユーロ危機の再燃とQE3縮小懸念で
世界同時株安(元の鞘に納まるだけですが)に発展する恐れも払拭出来ません。
特にユーロ危機は確実に再燃すると思うので、この点についてはまた別の機会に・・・・・