4月24日に開かれた超党派議員140人からなる「国際産業振興議員連盟」の会合で
秋の臨時国会にカジノ合法化法案を議員立法で提出することが決まりました。
こうした動きを背景に、カジノ関連銘柄はこのところ軒並み急騰しています。
しかしテーマ株があまりにも多く循環物色はまだまだ続くと思われることから
(再生医療・シェールガス・TPP・金融・不動産・輸出関連・橋梁工事
放射能除染・瓦礫撤去・含み資産・鳥インフル・NET選挙・・・・・etc)
今後急騰したカジノ関連株にも必ず絶好の押し目が訪れると思います。
また中には過熱感のない銘柄も散見されるので、一応狙い目として監視しておきたいところです。
因みにカジノ施設の年間売り上げはおよそ、マカオ1.9兆円、ラスベガス5000億円
シンガポール4200億円と言われていますが
例えばホテル・旅行代理店・警備保障会社・航空会社・土産品ショップなど
多くの周辺産業にも寄与するため、その経済効果は計り知れません。
そこで参考までに関連各社の主な事業内容と、年初来値上がり率をご紹介しておきます。
<カジノ関連銘柄と主な事業内容>
*( )内は年初来値上がり率(%)
青字は複数の事業内容を有する銘柄
①設計・施工・企画
1418インターライフH.D(105)、1847イチケン(115)、4712アドアーズ(242)
②遊戯機器開発・製造
2767フィールズ(163)、6257藤商事(128)、3321ミタチ産業(137)、6412平和(137)
6417SANKYO(125)、6419マース・エンジニアリング(123)、7613シークス
6425ユニバーサルエンタテイメント(156)、6460セガ・サミーHD(170)
7832バンダイナムコ(153)、7991マミヤオーピー(173)、7612CWE(390)
③遊戯機器用部品製造
3321ミタチ産業(137)、6730アクセル(105)、6736サン電子(139)、6737EIZO(119)
6748星和電機(123)、6786リアルビジョン(119)、6919ケル(136)、8154加賀電子(103)
④関連機器製造
6418日本金銭機械(227)、6419マース・エンジニアリング(123)、6428オーイズミ(348)
6249ゲームカード・ジョイコH.D(121)、6457グローリー(128)、7991マミヤオーピー(173)
⑤アミューズメント施設運営
3851日本一ソフトウェア(213)、4712アドアーズ(242)、4680ラウンドワン(156)
6425ユニバーサルエンタテイメント(156)、 6460セガ・サミーHD(170)
7832バンダイナムコ(153)、9684スクウェアエニックスH.D(114)
⑥遊戯機器及び部品販売
8141新光商事(125)、9766コナミ(114)、7613シークス
⑦管理システム
3620デジタルハーツ(339)、6428オーイズミ(348)
6430ダイコク電機(143)、9697カプコン(120)
⑧遊戯用ソフト開発
3851日本一ソフトウェア、9684スクウェアエニックスH.D(114)
9697カプコン(120)、9766コナミ(114)
⑨その他
2411ゲンダイエージェンシー(128)、3659ネクソン(134)、4324電通(144)
4676フジ・メディア・H.D(159)、5903SHINPO(145)、7608エスケイジャパン(112)
旅行代理店(9603)、警備保障会社(2331、9735、9740)、航空各社
大手ホテルチェーン(4681)、土産品ショップ(2729、8225)など
上記銘柄の年初来平均値上がり率は43%(日経平均株価30%、TOPIX31%上昇)となっており
やはり多くの投資家が注目している様子が窺えます。
因みに私は<1847イチケン>に期待しています。
理由は建築セクターの低位株でありながら今まで加熱感がなく動き出せば軽いと思われること。
さらに同社はマカオに進出している「マルハン」の傘下にあることから
国内カジノの設計・施工に関わる可能性が高いのではないかと勝手な予測をしています。
またラスベガスのカジノに遊戯機器の販売実績がある<9766コナミ>の場合も
株価的には少々物足りなさを感じますが
いろいろな意味でノウハウに長けている企業は今後再評価されるのではないでしょうか。