麻雀で有名な故・阿佐田哲也がナルコレプシーだったというのは、有名だ。
その後、たまたま偶然に人から譲り受けて読んだ、
直木賞作品「離婚」の色川武大が、阿佐田哲也のもうひとつのペンネームだと知り、
驚いたのも随分と昔の話だ。
ところで、伊集院静の著書で「大人の別れⅢ」というのを見つけて、
何となく読んでみると、なかなかオモロかったので以前にもここに書いた。
彼が、巨人軍をドラフト1位入団した横山氏と大親友だということで、
とても驚いた。
オイラはこどもの頃、打たれまくっていた横山氏に、
平塚球場で彼の胸に突き刺さる大暴言を吐いたのだった。
はてさて、小説を書いてみたいなどという漠然とした希望をみいだして、
小説千本ノックを、今でも継続しているが。
「日経小説大賞」は、いつでもどこでもどんな経歴の人の作品でも、受け入れてくれる。
しかも大賞を取ると、ギャラがイイんだこれがw
その日経小説大賞のトップ選者は、なんと伊集院静だ。
小説を書くんなら、その書き方のノウハウってものも研究しないとヤボである。
いろいろな作家や経験者の著作を読んできた。
結果、ミステリーにもかかわらないわけにはいかず、興味の対象となる。
そんな中、「眠りを巡るミステリー」というタイトルに目がとまった。
オレキシンという睡眠に関与するホルモンを発見した、
櫻井武という人が書いた書籍だ。
このオレキシン、困難だが薬品化に成功すれば、
ナルコレプシー患者の福音になる可能性が高いという。
★「眠りを巡るミステリー」
櫻井武著 NHK出版新書 780円+税 2012.02.10.初版
そこにはオモロイことに、眠りに関係している文学やら音楽がたくさん紹介されている。
当然のことながら色川武大氏のナルコレプシーが話題になっていた。
ただ、それだけでなく、
なんと、あの色川武大と交友があったという伊集院静が出てくるのだ!
夏目雅子という孫悟空の親分を演じていた絶世の美女をかーちゃんに持っていた彼は、
彼女が不幸にもなくなると、みごとにグレテしまうのだった。
そんなやさぐれていた伊集院を救ってくれたのが、色川武大なのだという。
そうした交友関係を描いた私小説が、伊集院静の書いた「いねむり先生」。
これを読まずして、どーする。
というわけで。
まだまだ当分先の話になるのだろうが、
オイラが小説を投稿するとしたら、
日経小説大賞は、黒田夏子氏の投稿した早稲田系と並んで狙い目となるしか、
しょーがないんだ。
ボツになったら、やけくそで電子書籍に並べて、放置プレイしておくだけだ。
しかしながら今のところ、オイラの嗅覚がまだまだ鈍っていないという点は、実に幸いだ。
イイ匂いがするなぁ、クンクン。。
書くんだ、ジョ~♪