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シャープが1千億円規模の公募増資の実施を固め銀行も容認へ
シャープが1千億円規模の公募増資に踏み切る方針を固め、近く公表する3カ年の中期経営計画に盛り込むようです。
財務基盤を安定させ、市場での資金調達を再開する狙いで、当初、実現性の面から難色を示していた主力取引銀行も業績回復の兆しが見えてきたことで容認する方向のようです。
シャープは2年連続の巨額赤字で、純資産が2012年末時点で約2181億円に減っており、経営の安定度を示す自己資本比率も約9.6%に低下し、格付けが「投機的水準」に引き下げられて新たな社債発行などができない状態になっています。
このため、中期計画では自己資本比率を15%以上に戻すことを目指し、その手段として1千億円規模の公募増資も盛り込むようです。
海外の投資家などへの売り込みを念頭に置きつつ、実施時期は市場動向をふまえて判断するようです。
米半導体大手のクアルコムや韓国サムスン電子と結んだ各100億円前後の資本提携が信用補完になるとの期待もあるようです。
さて、株式の希薄化を懸念して株価が下がるか、自己資本比率の充実の観点から株価が上がるか、どちらでしょうね。
6753:261円
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シャープ(6753)
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