スカイマークは31日、関西国際空港と札幌、那覇を結ぶ２路線を休止し、昨年３月に再開させた関空路線から撤退するそうです。
破格の低運賃で好調な格安航空会社（ＬＣＣ）との競争に負け、月によっては４割を切るほど搭乗率が低迷したためだそうです。
関西の拠点、神戸空港発着路線などは好調を維持しているそうですが、ＬＣＣの攻勢はとどまる気配がないようです。
スカイマークは昨年３月、関空発着の羽田、札幌、那覇路線を就航し、機材の小型化などで搭乗率の向上を狙ったものの、羽田は早々に休止したとのことです。
札幌、那覇の１日計４往復も31日に休止し、再開の見込みはほぼないそうです。
航空機の搭乗率は７割程度が目標になることが多いですが、ＬＣＣなどとの競争激化により、札幌、那覇の関空発着便はともに、月によっては４割を切ることもあったそうです。
昨年３月に関空に就航したＬＣＣ、ピーチ・アビエーションは国内線で片道３千円台からという破格の安さで多くの利用者を獲得し、全日本空輸と日本航空は、機内サービス強化で堅調な利用を維持したそうです。
これに対し、スカイマークは那覇路線などで１万円に抑えた特別割引運賃を設定するなどして対抗したものの、ピーチにのまれてしまったようです。
スカイマークは平成24年３月期までは最終利益が３期連続で増加したものの、平成25年３月期は関空路線の低迷などで、前期の77億円から35億円に減る見込みだそうです。
中間的な位置づけにあり、よっぽど特徴を出していかないと、この先も厳しいかもしれませんね。
9204：366円、 9202：192円、 9201：4,370円
