しつこいけど、これが最後のWBCネタ(苦笑)。
WBCのプエルトリコ戦で、山本監督のあの8回の場面で重盗の指示が妥当だったのか?って記事があったが、そんな質問をする奴はなにもわかっていない。成功したら成功してたで今度は態度を一変させて、褒めたたえるんだろうな。
あれが明確なサインであれば、それが山本監督の野球観なのであり、それが間違っているとか正しいとかいうのはナンセンスだからね。
人それぞれ考え方は違うし、やり方も違うのはわかる。
でもね...
最大の問題は、その判断を自分自身ではなくて、走者に任せてしまった点に尽きる。単独のスチールならばまだわかる。でも、当たり前だけど、ダブルスチールでは、両方の走者が完全にその考えを共有しなければいけない。どっちか一方だけが成功してもダメなんだよね。
打席には日本で今最高の打者が立って、流れ的にもイケイケの場面でしょ。そこで相手には世界最高クラスの捕手がいて、監督が明確に指示をしなくても、二人のランナーの考えが理想的に一致して、重盗を成功させるって、そのリスクとリターンが全く合ってないじゃん。
その成功確率って滅茶苦茶低いと思うんだけど、それをあの大一番のあの場面でやらすのが、どうしても僕には理解できない。
選手は本当によくやったと思うし、日本の野球がやはり世界最高峰にいるというのは、ほとんどの人が理解したと思う。本当にお疲れさん、ありがとうと言いたい。
あとやっぱ世界は広いということも実感できた。本当に日本にはいないすごい選手がいるなぁと。
でもやっぱ、僕にはあのベンチの真意が謎です。