個別銘柄に関しては金融や土地持ち企業の株が大きく上昇。
窓を空けて急騰する銘柄がかなり多く、さすがにやり過ぎではないか?と感じる程だった。
ただし、日経平均は年初からそういった警戒感をあざ笑うかのように鋭角な上昇を見せてきた。
それはファーストリテイリング<9983>も同様である。
幾ら世界規模で事業を展開しているとは言え、企業価値と株価は乖離していると言わざるを得ない。
他にもそのような銘柄がゴマンとある状況だ。
論理的に考えるととても買えない相場だが、ここは割り切って値動きと需給のみに乗じたい。
それは勿論、この時点から新規エントリーする際の心構えである。
下値で買い保有し、利が乗っているものに関しては焦る必要はない。
頭と尻尾はくれてやれの心構えで、節目を割るまでは保有でいいだろう。
何も悲観する材料がないかのように見えるが、よく調べれば点在している。
ただし、金融緩和効果がそれを完全に覆い隠すような形になっているのが現状である。
11日発表された1月機械受注統計は前月比-13.1%で、市場の予想平均-1.7%よりも弱い結果だった。
上昇の反動が出たというコメントがあったが、浮かれることなく冷静に今起こっていることを分析していこうと思う。