黒田夏子氏が芥川賞を取ってから、
弾みがついたように文学的な世の中の動きが出てきた感がある。
文藝春秋の芥川賞全文掲載号では、中高年の購読者が多いとリサーチ。
行きつけのスナック「カスタム」ママも絶対に読みたいと言っていた。
このママは元々ミステリーに興味があって、
大概のTVミステリーにおいて、すぐに真犯人がわかるのだという。
自身の年齢に近い黒田氏の受賞が、他人事には思えない様子。
それならば是非、作家になったらイイと言っておいた。
手慣れた読者は作家に一番近い存在。
小説スクール、流行るんじゃないかな。
かつて「なんとか新人賞」取ったという大門氏の存在も大きい。
川端康成の「美しい!」という未投稿小説が発見されたと読売新聞で読んだ。
また「回想の芥川賞・直木賞」永井龍男著においては、
悲劇の起こる数年前から、選考に出てきてもムスッとして何も語らず、
常に不機嫌な川端氏が回想されていた。
何が彼を追い詰めたのだろうか。
想像するだけで、小説が出来そうだ。
菊池寛が芥川を回想した文章も載っていて、
こちらの方は、どうも「生活力」に関係がありそうな内容だった。
文士は余程でないと、金に縁遠いことが引き金になったのだろうか。
でも素人ならば、小説を書いて儲けるなど度外視して、
好きで書くということになるので、
やっぱり小説スクール流行そうだ。
しかも間違って売れちゃったら、ラッキーだ。
小説スクールは是非、電子書籍の舞台をこしらえるべき。
出版社はボケボケしてると、小説スクールに出し抜かれるだろう。
学校で習う国語と音楽の授業だけど、
国語は「小説の作り方」、音楽は「作詞・作曲・アレンジ」という内容にしたら、
どんな子供もオモロがって熱中するのではないだろうか?
特に小説の方はSFに力を入れれば、色々な先端技術を知らないと、
その先を想像できないので社会系の学問にも身が入るだろう。
しかもこれ、「英語で出来たら世界中で売れるかも」
などと子供の耳に囁こうものなら、
英語の授業でも目の色が変わるに違いない。
NOVAとかなら、海外の小説を授業材料にすると、
小説家志望者が集まるだろう。
村上春樹も真っ青だw
全部、つながっている。
PS:小説を書こうと意気込むだけでも、
自分の人生経験が全部、材料になってくる。
それが悲惨なほど、イイんだ・・・(静笑)
これには、あの伊勢白山道さんも、真っ青な効果が出るだろう。
「生かしていただいて、ありがとうございます」
生きているうちに是非、小説を書こう。