2月に入った今日も堅調な東京市場でしたが
昨年11月からの上昇相場を支えて来たのは外国人だけという構図が浮き彫りになっています。
直近の投資主体別売買動向を見ると、この間外国人はおよそ3兆円買い越しているのに対し
国内の金融機関は一貫して売り越しが続き、中でも生保や損保は20週連続売り越し
信託銀行は14週連続売り越し(実質的には年金基金の売りが主体)など
昨年11月から今年1月までの国内金融機関の売り越し総額はおよそ1.8兆円に達しています。
つまり、まさに外人様々という東京市場の特色が最も顕著に現れた3ヶ月間だったと思います。
この様に外人が日本株に注目してくれるのは誠に嬉しい限りですが
実体経済が改善している訳ではないので手放しに喜んでばかりはいられません。
むしろ今月は足元に充分注意する必要がありそうですが
空売り比率が低下傾向にあることから
当面はリーマンショック後の高値11,408円を上回るかどうかに注目したいところです。
因みに主な世界市場の1月度のPERを比較すると
日経225が断トツで19.64%(昨年10月末時点は15.01%)
次いでナスダック15.91、NYダウ12.33、FT10011.37、DAX11.35、上海9.85などとなっており
明らかに新政権の実行力と円安による企業業績への期待が先行した様子が窺えます。
ただ万一期待が裏切られる様な結果になれば・・・・・・(^_^;)(^_^;)(^_^;)
ということで個人的な話ですが、最近持ち株が多過ぎるのでポジションを少し軽くしようかと思案中です。