「ボーイング787」について、日米の航空当局が運航停止を命令したことで、同型機に関連する各社の株価が続落しました。
バッテリーのリチウムイオン電池を供給するジーエス・ユアサコーポレーション(GSユアサ)株は、前日終値に比べ5%下落しました。
B787関連株は16日に、全日空機が緊急着陸したことで、大半が下落しました。
17日は一時的には買い戻しの動きも出ていたが、米連邦航空局(FAA)がB787の運航停止を指示したことに続き、国土交通省も全日空と日本航空に運航再差し止め通達を出したことで、売りが先行したようです。
GSユアサ株は16日も4.5%の下落し、2日間で9.2%も値を下げたことになります。
市場関係者からは「全日空や日航の減収は限定的だが、原因究明が長期化すれば、生産が一旦停止する可能性もある。航空会社よりも関連の素材や機器供給会社の方が、出荷ストップを余儀なくされ、業績に与えるリスクは大きい」といった見方が出ているようです。
株価もこれを反映し、17日は全日空株が0.5%下落したのに対し、炭素繊維素材をボーイングに供給する東レや、内装品を出荷するジャムコは4%後半の下落率となったようです。
また、16日のニューヨーク株式市場では、ボーイング株も前日比3.4%下落したそうです。
素材や機器供給会社はしばらく厳しいかもしれませんね。
ただ、確認したわけではありませんが、売上げにしめる航空機向けの割合はそんなに高くはないと思われますので、そんなには下がらないかもしれませんね。
ただし、悪いイメージはつきまといますが...
6674:305円、 9202:181円、 9201:3,685円、
3402:500円、 7408:491円