ウナギが高いので代用魚、ナマズの蒲焼はどうでしょうか。

冬山さん
冬山さん
ウナギの減少が深刻です。二年前でしたか、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が日本で行われ、生物の多様性・遺伝子プールといった概念が注目され、これは産業応用にも大変重要なものなのだと再認識されていました。
例えば一般にみて絶滅してもいいと思われがちな蚊も、その針が無痛注射器の開発につながったり。
再生エネルギー関連では、トンボの羽の構造を応用した風力発電ブレードおよび航空機プロペラブレード。
あるいはカタツムリのカラが汚れをはじくことに着目し、汚れない便器が開発されるなど(LIXIL/INAX)
ほかにもクモの網やら新幹線のパンタグラフまで自然を参考にすることの重要性が強く意識されるようになった会議でした。

このなかでバイオ関係でも非常に注目されるのが、人工合成が困難な、生物が生成する複雑な高分子化合物などでした。
ほかに冬眠生物・水棲生物の血液など様々に医学薬学の飛躍的な進歩につながりそうなヒントが自然界にはあふれています。
今はまだ何の役に立つかわからなくても将来人間や地球環境の助けになりうるため生物が絶滅しないように人間はそれを保護すべきだ!ということが強く訴えられました。
実際、武田薬品工業はとくに植物類の多様性を重視し、希少植物の保護に積極的です。
これは企業としても将来の製薬候補物質になる可能性もあるいっぽう、また企業の社会的責任も果たすという二つの意味を持っています。

まあそれはさておき生物資源の減少が深刻ななか、不漁や乱獲による保護活動が力を入れられてきており、昨年からとくにウナギ・マグロ・カニなどの高級魚介類の保護が注目されています。



ウナギの生態解明はまだ完ぺきではなく、完全養殖ウナギも実験段階で産業化にはまだまだ時間がかかるでしょう。

そこで代用魚として、ウツボのかば焼きなどを開発する日本の企業もあるようです。


どうせ代用魚ならナマズなんてどうだろうと思うのです。
ナマズのあの脂身の甘さはウナギの脂身に近く、ウナギの脂身が好きな方には十分代用になるような味だと私は食べた時に思いました。ただ魚の味をよくわかる方は、ハモならまだしも鰻と鯰は疎遠すぎて味があまりに違うと気づくかもしれませんが、しょせん代用魚ですから、かば焼きにすればほとんどわからなくなるんじゃないかと思います。

さすがに水底に棲んでいるような種の野生のやつを捕まえて食べるのは抵抗があるので、水槽養殖すればどうかなあと。


昨日、安倍首相がベトナムを訪問しまして、その際わたしはSBI証券のベトナム株銘柄一覧なんかを見ていたら、ナマズ養殖関連銘柄がものすごく豊富でおどろきました。なるほどベトナムは沼地や潟が多そうですからナマズも親しみ深い種類なんでしょう。
しかも中東などへベトナムから輸出されるナマズはかなりの量に上るようです。


SBIで買えるベトナムのナマズ関連銘柄
クーロンフィッシュ
ナムベト水産 
エンタコ水産 
ベトアン
フンブオン


すでにこれほどナマズの養殖加工輸出の体制が整っているなら、工夫のし甲斐では日本への輸出も可能なんじゃないかって思えてしまいます。

まあ将来的に食糧不足は世界的に発生するので、ウナギの代用だとかでなくとも十分将来性のある企業だとは思います。養殖技術が確立されていて、また衛生的な養殖技術がどんどん向上すれば御の字ですし、いまのままでも人口が急激に増加する中東・イスラム世界への輸出が軌道に乗っているのなら面白かなと。

牛丼屋でナマズ丼とかいかがでしょうか。
代用でも十分クオリティが高くできるなら、産地偽装が横行するスーパーの生臭いウナギ食べるより、おいしいナマズ丼のほうが個人的に食べたいです。まあ本当にこれを売るなら、エリンギがうまく浸透定着したようにおしゃれ感をどうにか演出する必要もあるとは思いますが。

そういえば余談ですが、一部で有名な大阪地裁のびっくり判決例文によると

>② 100円回転寿司店においては、代替ネタが使用されていることは社会に広く知られている。
>したがって、代替ネタを使用しているからといって、それが江戸前の立ち寿司の店であれば格別、
>回転寿司店の社会的評価を低下させるわけではない。

【事件名】回転寿司チェーンの「代替ネタ」報道事件
【年月日】平成18年4月11日
 大阪地裁 平成17年(ワ)4267 損害賠償請求事件

http://www.translan.com/jucc/precedent-2006-04-11.html


実はもう流通してたりして・・・?
5件のコメントがあります
1~5件 / 全5件
冬山さん
お、ガイアの夜明けでウナギ代用のナマズのかば焼きの話してる!
冬山さん
きた!!!!
ついにきた!!!!
近畿大学が代用ウナギとしてナマズを実用化した!

6年かかったそうなので、私が思いついた頃には既に研究中だったようだけど、やはり私のビジョンの方向性は正しかったんだ!!うれしい!(自画自賛でスミマセン。)
こんばんは

ナマズ
普通に食べますよ
てか?
食べないの?
旨いですよ
冬山さん
さっそくのコメント本当にありがとうございます!
こんなにすぐに反応があるととてもうれしいです!

やはりおいしいと思われる方が結構おられるのですね!
私は蒲焼で食べたことはないので、どこか蒲焼を食べられるところがあったら教えてください!

それとベトナム株はとんでもない乱高下するそうなので実際には私は買わないと思います。
でも、日本の水産系、食品系会社あるいは商社がナマズに限らずベトナムの水産業に目をつけて提携や買収をしはじめたら面白そうだなと思います。
(それでも養殖関連銘柄が多すぎて、日本企業と関係を結ぶことまでこぎつける銘柄を当てるのは難しそうです)

まずはナマズから始めたとしても、中国のようにノウハウが盗まれたりしにくいし、中国一極集中を避けるためにも、ベトナムなど東南アジアの水産業は面白そうですし、いつかウナギなどの高級魚養殖が発展していくような未来もあるかもしれませんし。
(中国ほどは汚染がひどくなく、熱帯雨林の流域は有機物が多くプランクトンも多く発生し養殖にも向いているでしょうし)

ナマズは意外においしいらしいですね!

自分はナマズもウナギも分からない自信があります!

 

ナマズ関連銘柄…面白そうです。

 

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