冬山さんのブログ

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ユニクロ好調。空売りたまったまま2万円はすごいですね。

ついに2万を突破しました。すごいですね。私の売り予想はひどいことになっています。

アパレルのなかでも明暗が分かれて、スタートトゥデイはずっと下げて行っていますが、最近のファーストリテイリングの上げ方はすごいです。

売り目線で見ている自分でも11月連休のセールの盛況ぶりから、12月の月次が圧倒的に改善していることは予想できたのに売りをいったん外さなかったのは少々情けなく思います。(でもみんかぶは中長期投資の演習を兼ねているのでまだ売りつづけます)

ユニクロはグローバル化を進めているようですが、依然として国内事業比率が圧倒的で、海外事業は無視できるレベルだと思うのです。

近年の円高デフレで仕入れコストは空前の低価格ができていたはずですが、ユニクロの商品価格はたいして安くならず、高級路線化はずっと維持されています。

それもあってかなりの利益率を維持できていたわけでしょう。

ブランドイメージの上昇がちゃんと価格に応じているかというと、はたしてそれはどうでしょう。主要都市ではザラやアメリカンイーグルだとかH&Mなどほかのファストファッションが出店を進めて行ってます。

売り目線であっても、私もユニクロの消費者ではあるのですけど、ユニクロで商品を手に取って「5800円ぐらいかな」と値札見たときに「7800円」と書いてあったりして、私の中では昔に比べて割高に感じることが多いです。

ユニクロは不採算店舗閉鎖や、新業態転換。地方のモール出店している旗艦店舗でも長期休業してまで大規模改装を予定したりと色々と手は打ってるところはさすがユニクロだなと思うのですが、流行は都市部から発生するものなので、誤差程度の価格帯ならユニクロよりもその他のファストファッションにお洒落さんは流れそうな気がします。
そうなるとユニクロは田舎くさいものというイメージがつくことも遠からず起こってしまわないかと考えています。

そうでなくとも圧倒的だったアパレルブランドが急激に飽きられるような現象はVANの事例でもありますから、重なって見えてしまいます。(まあ柳井社長ほどやり手なら二轍は踏まないようにアイデアは考えているでしょうけど・たとえばユニクロの店舗で買収したりした複数ブランドを扱ってみるとか)

直近の主力では、虎の子のヒートテックがありますが、あれは肌着なので、他社の同等商品に流されやすいのではないでしょうか。
平日の通常価格で1500円とかですが、他社は1000円以下が多く、先駆者がユニクロでも各社が繊維メーカーと協力して投入してきていますからユニクロの価格では厳しくなってくるかも(だからこそ今年のCMはアウター全面押しだとは思うのですけど)いずれにしろ夏場ならまだしも、肌着はまず見えないので同等品で十分という消費者も多いと思います。

それにユニクロは株価対策も兼ねて月次調整目的のようなセールを打ってきますが、消費者目線だと平日とかについでにユニクロに行って値段を確認して、「来週の連休でセールあるだろうからその時買おう」という意識をどんどん消費者に植え付けていってるのではないでしょうか。
先日、平日にショッピングセンター出店のユニクロに行った際も客入りは上々ですが、そのわりにレジが暇そうで、裾直しのコーナーは稼働していませんでした。(地方の特定一店舗の話で全体を語るのは大変危険なことですが)

為替が円安に振れてきたためか、先日柳井社長は堂々と安倍氏批判の発言を行っていました。
ほぼ完全に輸入企業であるユニクロにとって円安トレンドは間違いなくまずいはずですから、直近の株価上昇はおかしいと思うのです。

いずれにしろ引退が近いといわれる柳井氏ですが、代替わりあたりから株価も大きく反応しそうな気がします。

ただ、さいきんはヤフー掲示板を見ても一年前のユニクロのアンチ記事を引用して来られる方がいるなど、売り方の焦りと恐怖は相当のもので実際に信用売りは結構な量ですから、さらに高騰していくこともあり得そうな気はします。

私は幸いにしてユニクロは実際には信用売りを立て続けているわけではないので、長期目線での売り予想は続けることができるのですが、この銘柄はどこまで上げることができるのでしょうか。実益・実損がないぶん冷静に客観視できそうですから勉強を兼ねてファーストリテイリングの株価を注視したいと思います。
2件のコメントがあります
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    Kaminaさん
    2013/1/23 02:51
    こんばんは。
    参院選の前に空売りぶちかましかな。
    もしくは、今かな。
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    冬山さん
    2013/1/23 19:54
    むずかしいですね。過去最高益を出していますし、こんごは中国へ毎年100店舗のペースで出店と言っています。

    為替による厳しさも、成長性でカバーできていしまう可能性もあるかもしれません。
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