アメリカでは、一緒に飲んでいる人の支持政党がすぐに明らかになります。
お酒が回り始めると、身近な話題や文化の話から、急に政治の話に展開していくからです。
そこで新参者には、必ずといっていいほど「踏み絵」が実行されます。
つまり、リパブリカン(共和党支持者)なのかデモクラッツ(民主党支持者)なのか
はっきり態度表明させられるわけです。
場合によっては、どの候補者を支持するかまで聞かれますし、
少なくとも、基本的な政治思想が保守なのかリベラルなのか問われるのは間違いありません。
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★「アメリカを動かす思想 ~プラグマティズム入門~」
小川仁志著 講談社現代新書 740円+税 2012.10.20.第一刷
昨晩、幼馴染Kの経営する居酒屋で一杯やっていたら、
閉店間際にオイラより年配な情連Bさんがやってきた。
「なんだゴルバチョフ君、いたのかい」
などとつぶやくと、明日の朝に食そうと、Kに握り飯を2個包ませた。
「ところでゴルバチョフ、君は今度の選挙、どーするんだ?」
「TPPに反対なのでそーいう政党に。てか、ゴルバチョフって、オイラのことかよ!」
「そーに決まってんだろ、他に誰がいるんだって。
俺はな、なんだか君のことを気に入ってるんだ。
人ってのは、どーしてもウマの合わない奴がいるもんだが、
君とは合うんだな。人の巡り合わせって不思議だな、ゴルバチョフ。
今度、マジックで君の額にマーク付けよう、ギャハハ」
飲み屋ではしばしばアダ名をつけられるんだが、
今までは髪型と生意気な性格でクソボーズとか、
怒るとネコみたいに瞳孔が広がるからクリクリちゃんとか、
はたまたチャーリー・コーセーの歌がイケてるのでルパン君などだった。
ゴルバチョフってのは、ちょいとムカつくんだな。
どうせならプーチンの方がずーとイイっての。
お願いだから、プーチンにして。
「じゃあ、俺はこれで帰るから。
そうそうゴルバチョフ、で、どこに投票するんだい?」
「小沢系の未来の党で、社民党から移籍した小児科医のあべともこに」
「そうか。じゃぁ、俺もそうするよ、ゴルバチョフ♪」
そう言って、Bさんは扉を閉めたのだった。
・・・驚いた。
オイラがイイという政党と政治家を聞いて、
そのまんま同じ投票しようという人間がいたなんて。
そこまで気に入られるなんて、正直、嬉しいような恥ずかしいような、
そしてもしも彼がゲイだったらどーするんだという疑惑には、
少々うすら恐いような感覚を抱いたな。
そーいえば、じゃぁ米軍キャンプ付近にある酒場に行くと、
政治の話になるんだろうか。
それと、米国ってかなりのゲイ社会だというので、その辺も恐いな。
昔っから、オイラは触られるんだ。
小学の時は、異性の同級生。
中学の頃には、同性の同級生や教師。
異性の教師からは上履きを盗られた。変態め。
高校は男子校だったから、もっと危険だった。
通勤電車では女性から。
今やもう年をとって、十分に汚くなってしまったというのに、
2年前はブラジル人女性に襲われたのだった。でもって、帰国w
オイラに触るんじゃね~!っての。。