東京商工リサーチによると、平成24年に上場企業が募集した希望・早期退職者の人数が既に約1万7千人に上り、昨年1年のほぼ2倍になっているそうです。
業績不振からNECやシャープなど大手電機メーカーに広がる人員削減が大きく響いたようです。
募集人員が1万5千人を超えるのは、リーマン・ショックの影響でリストラに拍車がかかり約2万3千人に膨らんだ平成21年以来で、景気減速によりさらに増える可能性があるようです。
人数は今月7日までの公表分が対象で、募集人数が不明の場合は、応募した人数を集計したそうです。
上場企業57社で1万6779人に上り、昨年は58社で8623人だったことから、今年は大規模な募集が多いことがわかります。
業種別では電気機器が17社で最多で、企業別で最も多かったのは、半導体大手ルネサスエレクトロニクス(グループ会社を含む)の5千人募集で7446人が応募したそうです。
次いで2393人が応募したNEC(同)、2千人を募集したシャープ(同)などの順だったそうです。
今年は特に電機関連は厳しいですね。
6723:287円、 6701:142円、 6753:155円