航空大手2社の平成24年9月中間連結決算が出そろい、昨年の東日本大震災からの旅客需要回復やコスト削減効果で、日本航空、全日本空輸はともに増収増益とし、営業利益で過去最高を更新したそうです。
9月の再上場後初で、平成21年9月中間決算以来3年ぶりに東京証券取引所で決算発表を行った日航は、部門別採算制度などで収益の最大化、費用の最小化を図ったことで、経常利益、最終利益も過去最高を更新したそうです。
売上高に対する営業利益率は17.7%と前年同期と同様の高水準を維持したそうです。
全日空も国内線、国際線ともにビジネスも観光も需要は堅調で、2ケタの大幅増益を確保し、営業利益率も10%に達したそうです。
平成25年3月期の通期業績見通しは、全日空が営業利益1100億円で予想を据え置いたそうですが、日航は当初予想の1500億円から1650億円に上方修正したそうです。
中国での反日デモの影響による旅客減が、両社ともに100億円の減収要因になるそうですが、コスト削減努力で、利益面ではカバーするようです。
LCCと競争しているわりには、儲かっているんですね。
9202:167円、 9201:3,900円