江崎グリコが化粧品事業に参入するそうです。
社名のルーツにもなる糖質の一種「グリコーゲン」を材料にした化粧水とクリームを31日に「gg(ジージー)」のブランド名で通信販売限定で発売し、食品以外の分野への進出で事業拡大を図るようです。
デンプンから抽出したグリコーゲンに、特定の酵素を加えることで高純度で均一な形状の数ナノメートル(ナノは10億分の1)の保湿に優れた粒子に仕上げるそうです。
肌を美しくするとされるヒアルロン酸、保湿を促す12種類の植物成分なども配合したそうです。
江崎グリコは平成21年、子会社で粉ミルク製造のアイクレオがカネボウ化粧品と共同で母子向けの日焼け止めなどを開発、販売しているそうです。
少子化の影響で菓子業界を取り巻く環境は厳しいようですが、江崎グリコは20年以上にわたるグリコーゲンの基礎研究の成果を活用し、“おまけではない本物”の付加価値を付けた商品開発に力を入れるようです。
化粧水(150ml)が5250円、クリーム(35g)が6300円で、5年後には年間10億円の売上高を目指すそうです。
化粧品を買わないのでこの価格が高いのか安いのかわかりませんが、既存の化粧品メーカーに対抗していけるんでしょうかね。
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