エコシステムの卷族と化した男

[元祖SHINSHINさん]

このあいだ、夜の営業活動として

密かに計画していた行動を実行に移した。

 

夜の世界を通じて、

特に過去ロックにハマったことのある中高年をターゲットとし、

ひとりひとり、オイラがこの手で落としていくという戦法。

その第一弾として、スペイン酒場に狙いを定めたのだった。

 

このママを落とせれば、スペインへとエコシステムの評判が伝わるかもしれない。

目の前で、どーいうわけかドイツにいるセルジア人な友人へ電話しているママをみて、

さらにさらに野心が大きくなってきた。

 

この不景気だというのになかなかなやり手である

スペイン風小町な風貌のママは、

オイラにこう迫った。

 

「そんなにイイのならば、まずは君がここで歌ってみせて」

 

まだサビくらいしかよくわかってはいない状況だったが、

とりあえず現在「ジレンマ」しか、

第一興商のDAMシステムでは選択できない。

 

「いいよん」

 

「ただしね、普通に歌ったのでは面白くないから、

　全国ネットで採点できる環境で歌うんだよ」

 

「・・・・・」

 

だからまだ、サビしかよく歌えないっていうのに。

 

「じゃぁ、やっか」

座ったままマイクを握ったら、

 

「おいおい、ふざけちゃダメー。ちゃんと立って歌わんかい！」

 

というわけで、しどろもどろになって歌ってみたのだが、

驚いたことに、その結果は・・・・

 

「480人中　29位」

 

「・・・は？」

 

「480人中　29位」

 

「やったぁぁぁああああ！」

オイラも、ロック歌手になれるんじゃぁなかろうか？？？

 

「なかなかイイ曲じゃない♪　帰りにCD置いていってね」

https://www.youtube.com/watch?v=XVfz6Jvzwmg&feature=relmfu

 

この調子で自分でも歌えるようになって、

藤沢、横浜、川崎、蒲田と渡って、

とりあえずな目標地を、あの「チャー」のいる戸越銀座と決めた。

チャーの眼の前で勝負してくれるわ♪

 

ＰＳ：今までバラード系な洋曲がメインだったので、

　　　まさか、しかも女性ボーカルのロックなんて歌えると思っていなかった。

　　　こういう今まで思いもしなかったことに出会えると、

　　　自分の可能性が広がったように感じて、心底面白いな。