政治家の仕事は、国民益に即した政策を立案・決定し、それを官僚にやらせること。ただ、それだけ。
そこで必要なのは頭(合理的思考能力)だけである。
押しの強さや外見は何の意味も持たない。
政策決定は最終的に首相の判断や議員の投票で決まるから、押しが強くても何の意味もない。
首相の判断は、首相が政治家本来の仕事をするヒトならば、国民益に即して決まるから、そこでは押しの強さなど何の意味も持たない。
議員の投票、議員の判断も同様である。
で、合理的思考能力のある政治家ならば、国民益の持続的増大=議員個人の利益の持続的増大、と分かるから国民益に反した判断、投票などしないのです。 気押されて判断、投票などしないから、押しの強さは意味を持たない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ところが、押しが強いだけの馬鹿政治家を選んでしまうと、そうならない。
彼らは馬鹿ゆえ、目先の私益だけ追う。
目先の私益追求は国民益と乖離するのに、それを意に介さない。
国民益が減退し、国が低落すれば、最終的に私益も喪失していくのに、それが分かってない、、馬鹿だから。
そのうえ、馬鹿なので、官僚を使うのでなく官僚に操られてしまう。
つまり、押しが強いだけの政治家を選ぶと、政治家本来の仕事(『国民益に即した政策を立案し、それを官僚にやらせること』)と真逆がやられるのです。
国民益に反した政策を官僚が好き放題やるようになる(参照@それをお役所に任せますか??(官の不正は、必ず民を上回る))。
で、国会は動物園か、学級崩壊のようになってしまう。 頭が無いもの同士だから、論戦で政策が良くなっていくなど当然ありえず、全くかみ合わないまま、お金と時間が浪費される。
選挙での投票は頭を基準にすること、国民益にとって理に適った政策を言っているかだけ見ること、押しや外見は無視すること、、、これが大切。 国民自身も、目先の私益追求は結果的に私益縮小になっていくこと、を理解して投票すべきなのです(大事なのは中長期的な国民益の増大)。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
外交交渉においても押しの強さや人間関係などは基本不要。 必要なのは頭だけ。
なぜなら、国益がぶつかる外交交渉では利害が一致すればYes、そうでなければNoとなるだけだから。
気圧されてYesという政治家は馬鹿でなければいないし、人間関係でYesという政治家も同様にいない。
利害が一致するような枠組みを作れる頭脳、、これだけが必要なのです。
利害がどうしても一致しえないならば、利害が一致する者同士で同盟を仕組む頭脳、、これも必要。
結局、脳みそ(合理的思考能力)、、これが大事。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
賢い有権者(3割くらいはいる)には、上で書いたようなことが理解される。
で、この賢い3割の支持があれば当選は確実(有権者の半数は選挙に行かないから)。
ゆえに、政権を狙う政党は、ひたすら、頭を基準に候補者を選ぶべきなのです。
頭の良い候補者ならば、賢い有権者に上で書いたようなことを理解させられるのですから。
私の知ってる某候補者は見てくれ貧相(脱サラ、地盤・看板・カバン無し)だったのですが、カルト勢力(左翼、宗教=民主党・共産党・公明党)が強い都市部で初出馬で何の支持基盤も組織票もなく、ほぼ一人の選挙活動で当選一歩手前まで行きました。
押し、外見だけの政治家ではここまではあり得ない。
これは、訴えるべき有権者、訴えるべき場所を絞り、集中的に分かりやすくアピールした結果、、つまり頭脳の賜物です。