目先の大金と、息の長い安定収入と、どっちがお好き?
どちらも1億円だけれども、
実はちゃんと計算するとあーた、
500万円×20年の方が、手取りはお得になるって話。
当分不景気は続きそうだし、
「オイラの給与はどうしてこんなに低いんだ」
とお嘆きの御仁は多いのかもしれないが、
高給取りがいつまでも会社に在籍できるという
保証なんてどこにもない。
逆に、真っ先にリストラの対象となるリスクを抱えているともいえる。
なので、次の計算結果をみて溜飲を下げよう。
課税所得を計算して導かれる累進課税による所得税、
並びに高収入になるほど割引になってしまう給与所得控除、
この二つが影響して、
500万円×20年の方が、手取りにして360万円もお得になる
というのだ。
ということは、
昇進・昇給がそうは見込めない昨今、
「給与が安いのに、こいつはおもしろいし、色々結果を出す奴」
などと、会社から思われた方が得策なのかもしれない。
そうやって、体のいいリストラ風な人事から逃れて生存を計るというのも、
世渡りの一法だろう。
★「お金が貯まる5つの習慣」
平林亮子著 幻冬舎新書 760円+税 2011.11.20.第3刷
これにはまだオマケがついていて、
厚生年金の計算をすると、更に270万円増えるのだという。
なんだかキツネにつままれた話に思えるし、
10年と20年という前提がこのマジックの種なのだけれども、
まぁ、これくらいで勘弁してやってください(笑)
次回は、この書籍のもうひとつのネタである、
不動産投資についてのカラクリへ行ってみよう。
これを知ったら、もう騙されないだろう。