オリンパスが黒字の携帯販売子会社ＩＴＸを530億円で売却

[TAROSSAさん]

オリンパスは、情報通信事業担当の100％子会社「ＩＴＸ」を日本産業パートナーズに530億円で売却するそうです。

９月28日付で同社を新社と旧社に分割し、事業を継承する新社を売却する形とするそうです。

 

オリンパスは今年度から新経営陣が進める新しい経営計画を進めているそうですが、ＩＴＸはその事業選択と集中から外れており、資産流動化を決めたようです。

 

ＩＴＸは2000年に日商岩井（現・双日）が情報通信事業部門を分離独立させた企業で、2004年にオリンパスの子会社になったそうです。

現在は「ドコモショップ」など携帯電話の販売店を全国で500店展開し、業界２位だそうです。

社員数は900人で、2012年３月期は52億円の営業利益をあげており、事業ごと日本産業パートナーズが引き継ぐそうです。

 

オリンパスは今回得る特別利益により、一連の損失隠し事件で痛んだ財務を改善するとのことです。

 

ただ、売上高はオリンパスグループの４分の１を占めるそうで、それが無くなるのはちょっと痛いですね。