通常は、自分の住まいなど、かって知ったる建物を利用する。
そして、その建物内部の場所と、覚えるべき内容を
特殊なイメージとともにリンクさせるというカラクリだ。
なんでこのような面倒くさいことをするのかというと、
これは人間の記憶システム、
短期記憶→長期記憶という流れをつくるためだと。
短期記憶だとすぐに忘れてしまうけれど、
これにイメージをリンクさせて手塩にかけると、
長期記憶に置き換わるというのだ。
★「ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由」
Joshua Foer著 梶浦真美訳 エクスナレッジ 1,800円+税 2011.7.29第一刷
ところで、これは何も実在の建物でなくてもよさそうだ。
例えば医師ならば、人間の全身にある骨格の名称などもリンクの対象になるのではないか?
オイラのような京都好きならば、
京都にある神社仏閣の地理的配置とか、
京都の通り名なども利用できそうだ。
また、同じ京都でも時代によってパラレルワールドを想像できれば、
仮想だとしても、多重な記憶システムを構築できるのではないだろうか?
★「京の都 歴史を楽しむ」
川端洋之著 西東社 1,200円+税 2012.9.5第一刷
となると、上のような京都本が役に立ちそうだ。
その他にオイラはクスリ屋なので、
「今日の治療薬」に印刷されている医薬品分類と名称なども
利用できそうだ。
高校時代に使った教科書なんかも、リンクできるのではないか?
プロ野球名鑑なども、面白いかもしれない。
山手線の駅なんかも、イケるかもしれない。
妄想するだけでも、面白いな。