近畿財務局が管内の証券会社24社の2012年3月期決算をまとめ、全体では投資信託による収益が133億円となり、初めて株券の売買手数料収入(132億円)を超え、過去最高を記録したそうです。
背景には、リーマン・ショック(2008年秋)以降、株式市場の低迷で、リスクを回避したい個人投資家が投信にシフトし、証券各社も販売に力を入れている動きがあるようです。
証券24社の営業収益の合計は426億円で、前期から14.8%の減となり、主力となる株式の売買手数料で22.6%減ったことが響いたようです。
唯一前期から増えたのが投信による収益だそうです。
内訳は、手数料収入と、客の残高に応じて証券会社が得る信託報酬で、信託報酬は安定した収益となるため、証券各社は販売を加速しているようです。
株をやっている者としてはちょっと寂しい気はしますが、リスクを回避しようとするとこうなってしまうんでしょうかね。