日本銀行が発表した今年1~3月期の資金循環統計(速報値)によると、3月末時点の海外投資家の日本国債の保有残高は、前年同期比23%増の76兆円、保有割合は8.3%となり、いずれも年度末ベースで過去最高となったそうです。
欧州危機などを背景に、海外投資家が安全資産とされる日本国債への投資を増やしているためのようです。
また、国内の民間金融機関の国債保有残高も過去最高の612兆円となったそうです。
一方、個人金融資産の残高は前年同期比0.7%増の1513兆円で、3年連続でプラスとなったそうです。
このうち「現金・預金」は東日本大震災などを受け、お金を手元に置く意識が高まっているようで、前年同期比2.3%増の835兆円と、年度末ベースで過去最高を更新したそうです。
これが一斉に引きあげられたら、こわいですね。