訪米中の東芝の佐々木社長がワシントン市内で記者団に対し、発行済み株式の67%を出資する米原発大手、ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)に対する追加出資を見送る方針を明らかにしたそうです。
米ショー・グループから新たに買い取る予定だったWH株20%分について、提携効果が見込まれる企業に譲渡するそうです。
東京電力福島第1原発の事故で、原発をめぐる事業環境が激変する中、事業リスクを最小限にとどめる狙いがあるようです。
東芝は昨年9月、ショー・グループが保有するWH株すべてを買い取ると発表していましたが、来年1月にも予定される株式の取得額が1250億円に及ぶため、リスクも考慮して新たな出資先を模索するようです。
今の状況では賢明な判断でしょうね。