今回の大阪市の橋下さんのタトゥに関する話を聞いていると、残念ながら、日本にも、本当に頭の悪い奴が多いという現実を見せられてしまい嫌になってしまう。
ここまで腐ったか？ってね。
僕は、この今の日本にある個人の表現の自由っていうのが本当に心底嫌いだ。反吐が出る。いい大人が自分のケツも吹かないで何が個人の自由だよってね。
僕が思う頭の悪い人っていうのは、そもそもの発言の趣旨を理解していない（あるいはしようとしないで）、自分が言いたい事だけを言って自己満足する人のこと。しかも反論されると逆切れする。逆切れしている内容もまた勝手に自分で勘違いしているから救いようがないんだよね。
何かを話し合う時には、そもそも発言者には、その事に対するちゃんとした前提があり、判断する側はそれにそって議論するというプロセスがなければいけない。それが他人と議論する上での最低限のマナーなのです。
今回の件では、そもそも公務員が刺青をすることは適切なのか？ということが大前提なのです。
もっと言えば、明らかに体から見える部分にあった場合、それを公務員がファッションだと開き直ることに倫理的な問題はないのか？ということ。
こういう話をすると、「刺青してても人間的に立派な人はいるし、きっちりした格好していてもどうしようもない人もたくさんいる。だからファッションとして認めるべき。」みたいな事を言うバカが必ず出てくる。
そして勝手に自分で盛り上がって、橋下はけしからんってなる。それは否定しませんが、そもそも橋下さんはそんな事は言ってないし、そこがポイントではないのです。勝手にあんたが盛り上がって趣旨を変えて怒ってるだけなのよ（苦笑）。
もしファッションとして認めろって言うんだったら、公務員が暴走族の格好したって、やくざっぽい格好したって、極端に言えば肌を過度に露出したって、ちゃんと仕事していれれば問題ないという事になりませんか？
タトゥーはいいけど、やくざっぽい格好だったら悪いとか、それをどうやって決めるのよ？ それこそ収拾つかなくなるじゃん（苦笑）。
そんな簡単で当たり前の事なのに、どこかの市長までもが、ファッションと考えるのもいいんじゃないか言ってこんな程度の低い子供の言いわけに乗っかってしまっている。僕はこういう人の政治家として判断力を決定的に疑ってしまう。
民間でも、全く面識のない両手にがっつり刺青が入った営業が貴方の所に飛び込み営業で来たら、貴方は、貴方の会社の上司は、それを彼や彼女の個性だと捉えて、対応出来ますかってこと。
普通の一般的な感覚があれば難しいと答えると思う。もし刺青をしている若い人でそういう固定観念が嫌だと思えば、貴方がベンチャーでも起して大成功して、これから前例を作っていくしかない。そしてそういうビジネス業界での成功者達が増えていけばもしかしたら将来みんなの感覚は変わっていくのかもね。
逆を言えばそれぐらいの覚悟が必要なのよ。
個人がやりたければやればいい。でもそれをやった後に周りがどう反応するかに対しては、やった本人が受け入れなくてはいけないということです。
あとアメリカとか外国ではファッションとして受け入れられているという奴がいるけど、本当勘弁して欲しいね。少なくともアメリカのビジネスの世界では僕の知る限り受け入れられていないと思うから。
アメリカで生活した事もないのに、何を根拠に言ってるんだろうか？ マスコミでもろくに調べもせずに、堂々とそんな事を言っている奴もいて、よくもそんな無責任な事が言えるものだと呆れてしまうね。
