記事を読んでる限りでは正に無法地帯ですな。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0409&f=national_0409_131.shtml
”戦国時代に終止符を打ち、強力な統一国家を築いたのが秦の始皇帝(在位紀元前247-210年)だ。始皇帝の重要な政策のひとつに「度量衡」の統一がある。交易と流通を円滑に行うための経済改革の一環だった。2000年以上の時が流れ、北京市内の海鮮市場などでは「実際には700グラムでも1キログラムと表示する」重量計が、当たり前のように使われているという。中国新聞社が報じた。
「現代」の中国政府も「度量衡」を軽視しているわけでなく「計量法」では、重量計などを作る企業は製品について公的な検査を受け、出荷の際には「合格証」をつけなければならないことになっている。にもかかわらず、実際とは異なる表示をする重量計が、広く使われている。中国では50グラムを1両(1市両)、その10倍の500グラムを1斤(1市斤)と呼ぶ重量単位が広く使われている。
量り売りする品物を実際よりも重く見せかけて高く売りつけるための重量計は「7両なのに1斤と表示」という意味で「七両はかり」、あるいは「ありえない数字を表示させる」ので「鬼ばかり」と呼ばれている。
内部の基盤を取り換える手口だ。実際には「7両を1斤として表示」のような単純な機能ではなく、ボタン操作1つで、正しい表示から、4割増し程度まで「段階的に表示を変更する」ことができる“ハイテク重量計”だ。
北京市では消費者権益日である3月15日、「七両はかり」の一斉取り締まりが行われた。京深海鮮市場でも、多くの店が「七両はかり」を使っていたことが分かった。同市場の管理部は、「今後、改造した重量計を用いることは許さない。“鬼ばかり”は根絶する」と表明した。
しかし、一斉取り締まり直後も、「七両はかり」は売られていた。業者は以前より慎重になり、「七両はかり」を求める人には、「どのような商売か」などと聞き、「覆面の検査官ではない」と判断した場合にのみ、「扱っている」と告げるようになった。
「正しい表示」の重量計の価格が110元(約1400日本円)程度からなのに対して、「七両はかり」は250元(約3200日本円)程度からという。
「七両はかり」を売る店で働く若い男性は「このあいだ、野菜を買いに行ったら“鬼ばかり”を使っていた」と話しはじめた。「『その計りはダメだぜ。再起動してからやりなおせ』と言ってやったら、『何で知っているんだ』驚いてやがる」、「オレが売っている計りだと言ってやったよ」などと、滔々(とうとう)と語ったという。
2000年以上前に中国を統一した始皇帝は、法と規則の徹底運用と厳罰主義で統治に臨んだ。現在の中国では、「上に政策あれば下に対策あり」という一種の「無法地帯」に近い状況が、さまざまな分野で入れ代わり立ち代わり出現する。”
お上の圧政に対して…とか言うなら救いが有るけど、弱い者がさらに弱いものを食い物にするような、この秤って言うのはいただけないと思うんですがね。
まぁ中国人同士が食い合っているだけなら勝手にしろとも思いますが。
…なんにせよ、こう言うのを見ると中国人ってのが如何に信頼出来ないってのが良く分かりますよ…。