東北の被災地を訪ねる (3)

kfjさん
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気仙沼,気仙沼,陸前高田


朝,気仙沼駅前のホテルを発ち,釜石までやって来た。昨日,石巻などの被災地の状況に言葉を失ったが,気仙沼湾北側の地域(船が漂着したままになっている地区,写真参照)や陸前高田市の惨状はさらにひどい。根こそぎ流されてしまい地域一帯が廃墟と化している,と表すると読む方には分かりやすいかも知れない。鉄筋の骨格程度が残る建物が一部に在るだけで,あとは流された家屋の基礎ばかり。震災発生から既に一年が経っているというのにである。

国道沿線や新聞広告には「がんばろう,東北」のスローガンをよく見かけるが,現実的になかなか一筋縄でいきそうにない。

北海道・奥尻島では津波被災後,消滅した小集落があった。同様のことが今後東北地方でも絶対起こらないとは言えないだろう。昨年夏同島を訪ねた折,島民のある女性が「東北の復興には時間がかかるよ」と自分たちの体験から推断していたが,彼女の指摘はすこぶる正しかったようだ。

今後東北で,相当ガッツのある知恵者が逆境を跳ね返して成功事例を創るに違いないとは推測する。ただそうした事例が幾例出現するだろうか。
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kfjさん
☆gamandaさん

コメント,ありがとうございます。

> まだまだ、大変ですよね。

これから5年,10年,あるいはそれ以上。そして元の水準(例えば,従来の東北地方のGDP水準)まで戻せるかどうか,ということだと思います。

とにかく,「一年経って,これ?」とのやるせない思いは禁じ得ません。

今晩は

はじめまして

 

数年前、岩手県、宮城県の三陸に旅行した事があります。

旅行で見た町が、全滅ですからね。

1年過ぎ、住民、精神的に大変だと思いますよね。

数年かかるのか?

自分は、茨城県に住んでいますが、今でも、数件の家々は、屋根をビニールシートで覆っているところもあります。

お金も大変ですからね。

 

まだまだ、大変ですよね。

 

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