大和ハウス工業は、植物工場ユニット「アグリキューブ」を、来月5日に発売するそうです。
植物工場の販売は業界初で、とりたての野菜を提供しようと考えているレストランやホテル、高齢者施設などの企業や事業者向けに販売するようです。
空調や照明、排水などが一体となったコンテナ型の工場で、住宅メーカーの強みである設備や施工のノウハウを生かすとのことです。
アグリキューブは、標準タイプと高級タイプがあり、価格は550万円からで、初年度約千棟の販売を目指すそうです。
レタスなどの葉物野菜を中心に23種類の野菜の生産が可能で、リーフレタスの場合約42日間で生育し、1日約30個(年間1万株)収穫できるそうです。
電気代や種、肥料代などを含み、運営コストは年間35万円程度だそうです。
工場で事前に組み立てるため、最短1日(電気・給排水工事除く)で設置できるほか、床面積を10㎡以下に抑えたことで、建築確認申請の手続きを簡略化できるそうです。
同社が今夏にも高齢者施設への納入を決めているほか、今後ユニットを小型化することで、空き店舗の活用や学校、一般家庭への導入も目指すそうです。
運営コストは年間35万円で、レタスが年間1万株収穫できるとすると、1株35円となります。
設備投資分を回収するのに、けっこう年月がかかりそうですね。