養殖ウナギの稚魚(シラスウナギ)が3年連続で不漁の見通しとなり、稚魚・成魚ともに国内の取引価格が高騰しているそうです。
需要がピークを迎える夏の「土用の丑の日」に供給不足となる事態になるかもしれません。
水産庁によると、豊漁だった2009年は24.7トンあったシラスウナギの推定漁獲量は、2010、11年は半分以下の9.2~9.5トンにとどまったそうです。
このため、2009年は1キロ当たり約38万円だった稚魚の取引価格は、今年に入って宮崎県では250万円で取引されるなど暴騰しているそうです。
稚魚の高騰によって成魚のウナギの取引価格も跳ね上がっており、全国鰻蒲焼商組合連合会によると、ウナギの現在の仕入れ値は1匹1000円以上で、2010年の2~3倍の水準だそうです。
今年の土用の丑の日は、今までなら丸々1匹食べていたのが、半分しか食べられなくなるかもしれませんね。
ウナギの価格が高くなることによって、株価が上がったり下がったりする会社ってあるんでしょうかね。