これ、見様によっちゃ保護主義政策の一環と言われても仕方がない気もしますが…。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK808372620120227
”中国は、これまで外国メーカーが中心だった公用車を国内メーカーに絞る方針。週末に政府のウェブサイトに公開されたリストで明らかになった。
これまで中国政府の公用車は、印タタ・モーターズ(TAMO.NS: 株価, 企業情報, レポート)傘下のランドローバー、独フォルクスワーゲン(VOWG.DE: 株価, 企業情報, レポート)傘下のアウディ、BMW(BMWG.DE: 株価, 企業情報, レポート)、ダイムラー(DAIGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)のメルセデス・ベンツ、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)のカムリ、ホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)のアコードなどで占められ、一部試算では2010年に公用車にかかった費用は約800億元(127億ドル)とされている。
工業情報省が公表した2012年の仮購入リストには、上海汽車(SAIC)(600104.SS: 株価, 企業情報, レポート)、中国第一汽車集団(FAWグループ)、東風汽車(0489.HK: 株価, 企業情報, レポート)、比亜迪(BYD)(1211.HK: 株価, 企業情報, レポート)、吉利汽車(0175.HK: 株価, 企業情報, レポート)など国内メーカーの名前が挙げられている。
背景には、世論の公用車への浪費批判があるとみられる。
自動車関連コンサルタント会社LMCオートモーティブのアジア太平洋部門責任者John Zeng氏は「政府のリストから外国ブランドが排除されたのは初めて」とした上で、リスト通りに実施されるかどうかは不透明との見方を示した。”
公用車の浪費批判と書かれていますが公然と締め出したら保護主義政策と言われても仕方ありますまい。
…もっとも、これだけ公用車に(中国から見て)外車が使われているって言うのは中国車そのものの使い勝手や使い心地が悪いんであって、公用車を使っている、お偉いさんが、その辺りどう思うかは別でしょうが…。
PS.
案外、外車を公用車じゃないからと言い張って使う様な予感が…。