確か日経にも広告が掲載されていたからご存じの方も多いと思うが,3/18(日)東京・両国国技館で,「ネットで投信フォーラムin Tokyo」というイベントが開催される。「ネット証券四社共同プログラム 資産倍増プロジェクト」 の一環である。
大前研一氏の基調講演を聞きたく,またそもそもセミナー・オタクである私はさして深く考えもせず,既に参加を申し込んでいる。定員5,000人,希望者多数の場合は抽選。
さて昨日『日本証券新聞』(2/22)を拡げていると,同紙の連載「証券地獄耳 インサイド情報」第18回目として「大手ネット証券4社推進/資産倍増プロジェクトとは」という記事が目に留まった。
記事内容を要約すると,「イベントの目的は投資信託をもっと売り,ネット証券の経営を安定化させたい」。つまり,ネット証券が依存する株式の売買手数料などは相場変動に大きく左右されるため,今後投資信託をもっと売り,販売手数料と信託報酬による収益を増やしたい,ということである。
なるほど,となかなか腑に落ちる解説である。
また一方,「なるほど,だからか〜〜」と妙に納得したのは,同イベントは「ゲスト講演」者が,何と東国原英夫という主催者の判断・選択についてである。投資と同氏,接点がどこにあるのかは知らないが,人寄せパンダ的な位置づけであることは,彼の講演が10:20〜11:10,大前氏が,16:40〜17:30という時間設定からも,容易に見て取れよう。
つまり投資に関心を持つ,持ちかけた素人を,投資信託購入に誘おうという魂胆,いやいやそれは失礼か,投資信託がテーマのイベントであることは,そのタイトルにも明快に謳われている,だから目的と言い換えておくが,まあそうした性格のイベントということを一応踏まえておくといい。
ETF以外投資信託自体には関心の無い私だが,大前氏の話は聞きたい。だからもし抽選になったら,当選し参加できるのを楽しみにしている。