元祖SHINSHINさんのブログ
簡単には儲かりそうもない特許申請
特許庁のホームページに行って、
オイラの狙っているアイディアをキーワード検索してみた。
するとどうだろう、驚いたことに883件もヒットしやがった!
(1件にかかる特許料が初年度20万円と仮定すると、これだけでざっと1億6千万円だ)
内容が全部同じではないので、
更に類似したものを流し読みしてみるとぐっと件数が減るが、
しかし油断も隙もあったもんじゃない。
特許を申請しようという狙いだが、次の2つに分かれる感じがする。
1 守りの特許 たとえばエスバイエルの建築工法のような、
現状、自社しか取り組んでいないが、工数合理化面で有用であり
他社に利用されては困るため、守りの意味で特許を申請するもの。
2 攻撃の特許 他社・者に利用されることを期待して、先願しておくもの。
いわば待ち伏せ戦法であるが、
誰にも利用されなかった場合、維持費がかかってダメージが大きい。
それから、特許庁や弁理士団体による、
「早く申請してみましょうね~♪」という窓口での謳い文句から、
実は特許業務自体、大変に儲かるビジネスだということだ。
「あなたの文章が本になります」といった出版関係の謳い文句と似た香りがする。
これは結局、出版を希望する人に出版費用を肩代わりさせ、
店頭に並んだとしても2週間で売れなかったら即終了、
出版希望者には借金だけが残るという厳しい~世界らしい。
第一、新商品を開発したからといって、それが売れるという保証がまずない。
同時に、更に特許を考えなくてはならない。
売ってみてから「それ特許侵害です」などとなっては、アホ丸出しであるし。
そうなると弁護士にもビジネスチャンスになる訳だ。
特許というもの、とても一筋縄ではいかないようだ。
となると、知的財産権の関連するというTPPはやはり怖い。
待ち伏せ特許や実質的な後出し特許が、世界にはたくさんありそうだ・・・。
PS:国際弁護士さんは、とても儲かりそうです(呆)