昨日（12日），所用で岡山に出かけたついでに映画を見ることにした（「家族の庭」）。夕刻の上映開始まで少し時間があったので，新聞を読もうと映画館から程近い県立図書館に立ち寄った。
同館の新聞閲覧コーナーは，各新聞毎に椅子が備わった閲覧台が設けられているのだが，どの台も60〜70歳代と思しき男性の利用者で埋まっていた。「そのうちどこか空くだろう」とコーナー近くで美術雑誌をめくっていて，5分，10分，15分……。誰一人，席を立たない。
特定の一紙を日々隅から隅まで熟読するのが何よりも楽しみというのなら，なるほど結構な話かも知れない。が，そうであるなら，自宅で定期購読しろよっ！とも言いたい。
ただあくまで想像ながら，しなければならないことや取り立ててしたいことがなく，また行きたいところも別に無いのでとりあえず図書館に来ているが，これと言って読みたい書籍はないので，とりあえず暇つぶしに新聞をめくっているのであれば，私の眼にはその光景は薄ら寒く見えてくる。
ちなみに，各閲覧台には「たくさんの方が閲覧されます。長時間の利用はご遠慮ください」との注意書きが貼られていることに後で気付いた。図書館側にとっても，ちょっと困ったオッサン達なのだろう。
別段悪くはないのだけれど，「じゃあ良いのか？ 積極的な手本に？」と問われると，「御免蒙る」と答えざるを得ない一典型例である。
映画「家族の庭」
http://kazokunoniwa.com/
5件のコメントがあります
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☆みなさま
それぞれに色々考えさせられるコメント，ありがとうございました。
結局今の日本，早め早めに中長期的な自分の（生活の）将来像を描き，実際にできるところから準備し始めないと，文句も言わずに相手してくれるのは図書館の新聞ぐらいということになりかねないようですね。
もちろん想定外のことが起こって新聞コーナー行き（苦笑）になった方もおいでになるでしょう。ただ，です。
Think unthinkable. -- Albert Wohlstetter
想定外を想定せよ。
むろん上記は理想論と言えばそうかも知れませんが，より幅広く深いパースペクティブで今後の人生を捉えているかどうかは，各人各様で大きく異なる様子。「備えあれば憂い無し」の考え方およびその実行は，いつの世にも有効に働くに違いありません。
こんにちは
メッセージありがとうございます＾＾
こちらの私立図書館も似たような状況です
人数は5人から8人程度ですが・・・
あとショッピングセンターの待合スペースなどにも10人くらい・・・・
私の中学校のときの先生が言いましたね
「キミ達の世代はベビーブームで異常に人口が多く、3つ年上あたりは戦争で親父がいなかったり死んだりしてひどく少ない
このいびつな人口ピラミッドがやがて大きな社会変化を生むだろう
男なら3つ年下の嫁をもらおうとすると10人に4人はあぶれる
よく先を考えて生きろ」
ありがたいお言葉でした＾＾
こんにちは。
充実した良い図書館は、絶好の暇つぶしの場所ですね。
近くの町の図書館に行くと、そう感じます。
対して、わが町の図書館は・・・(-_-;)
以前細々とあった新聞コーナーがない★
猫の額ほどしかない図書館。今どき土足厳禁でスリッパに履き替えて上がる。
図書館に金をかけないで、何百年に一度の洪水のための堤防には金が廻る。。。
多分、お仕事もしたくてもできない方が多いのでしょうね。
仕方がないのであたたかい図書館に来ているのでしょう。（暖房節約）
そう考えれば「可哀そうな」気もしますね。(^^;;;
フレンズよろしくお願いします。 ペコ
こんにちは。
昔は受験生で埋まっていましたが、最近は昔の受験生がそのままいついているみたいですね。
この光景どこも同じですね。
山の上の図書館にはさすがに少ないです。
歩いて来たり、自転車も大変なのでしょう。
