消臭芳香剤大手のエステーと殺虫剤大手のフマキラーは、「ファーファ」が主力で国内洗剤市場で4位の中堅洗剤メーカーのNSファーファ・ジャパンと資本業務提携することで基本合意したそうです。
NS社が3月に第三者割当増資を実施し、エステーがNS社の株式25%を、フマキラーも同5%を引き受けるそうです。
エステーはフマキラー株の25.58%を保有する筆頭株主であり、今後はNS社を加えた3社の間で開発、営業、物流などで協力していくようです。
国内市場が縮小する中、日用品業界では生産の効率化が求められており、生産設備の共同活用や物流拠点の統合、商品の共同開発などを進めるそうです。
3社は日用品の中でも異なった商品群に強みを持っており、互いに補完関係が築けると判断したようです。
また、エステーとNS社は、海外70カ国でビジネスを展開しているフマキラーの販売網を活用し、海外市場への本格参入を図るとのことです。
3社の商品はあまり競合していないようで、強みが活かせそうですね。