異例のトラブルが相次いだ今年の大学入試センター試験で、試験中に6人の受験生が一斉にトイレだと言って試験会場を退出していたことが分かりました。大学入試センターではカンニングなどの不正がなかったか、事実確認を急いでいます。
受験生が相次いで会場を退出していたことが分かったのは、大阪市立大学の試験場です。大阪市立大学によりますと、今月15日、センター試験2日目の「理科」で、1科目目と2科目目の試験の間の10分間に試験会場の教室にいた受験生40人のうち、6人が一斉に席を立ち、トイレに行ったということです。
廊下では、2人の職員が、受験生同士が接触しないよう監視していましたが、トイレの中までは入らなかったということです。
センター試験は今年から受験方法が変わり、理科の2科目を130分間で受験し、途中の10分間で1科目目の解答用紙を回収する時間が設けられましたが、6人が席を立ったのは、この10分の間でした。それぞれが解いた問題の回答をお互いから聞くことも考えられ、カンニング行為とは確認されていませんが、大学入試センターは「事実関係の把握に努めている」としています。(17日11:28)
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