株で損をする要因は様々ですが、最も分かり易い例は次の①~④の場合だと思います。
①事前調査に手抜きや見落とし、誤解などがあった
②ロスカットを怠った
③利益確定を怠った(or欲張った)
④相場の流れを読み違えた(or流れが分からないまま売買した)
こういうミスが起こる原因は全て資金管理を軽視しているところにあると思います。
つまり資金をどの様に運用するかについて、きっちり計画が立てられているかどうかが問題です。
・年間でどれくらいのパフォーマンスを目標にするのか(or目標額はいくらか)
・プロセス管理(ルールを含む)をどの様に行うか(ここが一番の難所です)
プロセス管理とは目標達成に向け、定期的に自己のトレードを検証し
必要に応じて随時軌道修正を計ることを指し
この中には持ち株全体の検証やロスカット、利益確定などの作業に加え、収支管理も含まれます。
個々のトレード環境によって割ける時間は異なりますが
地合が悪い時は、出来るだけ毎日、最低でも週一は実行したいものです。
以上は目標管理の考え方ですが、もう少し具体的な方法をお示しします。
例えばロスカットを躊躇する人は、個別銘柄の売買を頭から消去する必要があります。
つまり特定の株を買うのは、その銘柄を買いたいからで
買う以上は株価が上昇することを期待しています。(中には確信してしまう人もいます
ロスカットが出来なかったり、タイミングが遅れる原因はこの期待感が邪魔をするからで
最初から期待などしなければ、楽にロスカットが出来る筈です。
資金管理とは資金全体を管理することですから
銘柄ごとの収支ではなく、資金の収支合計が問題です。
ですから銘柄に拘っている限り、正しい資金管理が出来ないことになります。
以前「100万円を6年で1億円する方法」という日記を書きました。
あくまでもシミュレーションですが、資金管理にはこうしたシミュレーションが大切だと思います。
銘柄ごとにいくら儲けたいという目標(発想)を持っている限り、株で常勝するのはまず無理でしょう。
つまり私が思う「株で勝つための方法論」とは資金管理をベースにした資金のトータル管理です。
私が専業トレーダーになったら、早速「100万円を6年で1億円にする」方法にチャレンジしてみます。
少なくとも銘柄ごとに一喜一憂するより、はるかにパフォーマンスが改善するのではないかと思います。