大阪では、注目されたダブル選が 昨日終わりました。
あまり大きく報道されませんでしたが、福島第一原発が立地する大熊町の町長選も20日に終わっています。
大熊町の選挙は「とにかく除染して帰還する」派と、「街ごと移住」派で二分した選挙となり、結果は「帰還派」の町長が再選を果たしたそうです。
しかし…正直、原発に近接するエリアで本当に除染が可能とは思えません。
イタイイタイ病のカドミウム除染も、30年経ってもまだ終わっていないという話。
仮に警戒区域の除染を試みるとしても、いったい何年かかることか…。
先週の記事ですが
「チェルノブイリの25年を生かせるか 現地で医療活動の専門医に聞いた」
ちなみに 図中のベラルーシは事故後10年経っての汚染ですが、セシウム137の半減期から計算すると 10年ではせいぜい事故当時の2割程度しか減ってません。
大熊町に至っては、測定以前の問題のような。
また、原発から20〜30kmエリアの 緊急時避難準備区域は既に解除されましたが、こんなので帰宅を促して本当に良いんでしょうか???
むしろ、少なくとも 妊婦と子供、それからこれから子供が欲しいと思っている人は、本来は避難すべきでは。県庁所在地の福島市の中枢部を 簡単に動かせないのはわかりますが…。
福島では既に、経済力のある人から 脱出あるいは母子避難をしているという話です。
ただちに影響がない、大丈夫だと言っている政治家とその家族は 皆、福島に移住(もちろん永住)して欲しい。