中高年女性に多く見られる自律神経失調症などの体調不良に、夫の何気ない言動が関係しているという、夫婦関係のあり方を問う本「夫源病-こんなアタシに誰がした-」(大阪大学出版会)が「いい夫婦の日」の22日に発売されるそうです。
10年前に男性更年期外来を開設し約600人の相談に応じてきた大阪大大学院医学系研究科の石蔵文信准教授が執筆したそうです。
更年期症状で治療を受ける男性患者の妻の多くが、うつや自律神経失調症などの体調不良を訴えていることに気づき、その関係を研究し、夫の何気ない言動がその背景にあるとして本にまとめたそうです。
本では、定年退職後に急に妻の外出に同行をせがむ夫を「ワシも族」とし、何かと夫が干渉することが妻のストレスとなり、体調不良を招くケースがあるそうです。
その上で石蔵氏は「表面的な良い夫婦を続けようとせず、『嫌なことは嫌』『ダメなものはダメ』と素直に気持ちをぶつけ、ある程度の口げんかをしてみては」と提案しているとのことです。
私も「ワシも族」にはならないようにしたいと思います。