古河電気工業は、オランダのフィリップスから、米国で次世代高温超伝導の線材をつくるスーパーパワー社を買収する契約を結んだそうです。
次世代超伝導は、電気を効率良く送るスーパーグリッドや、風力発電などの自然エネルギー分野で使うことが期待されており、買収で、線材や関連機器の開発・製造を急ぎ、2020年には世界で2.5兆円ともされる市場に積極的に入っていくようです。
スーパーパワー社は、もともと米ゼネラル・エレクトリックの開発部門だったのが、その後独立し、フィリップス傘下になっていたそうです。
年商4億円と小規模ですが、次世代超伝導の線材製造では世界的メーカーだそうです。
線材製造は自社開発では2年以上かかり、伸びる市場なので、円高を機に買収を選んだようです。
時間と将来性をカネで買ったということでしょうかね。