夜が明けてから、so-netフォンについてso-netへ、光電話についてNTTへ
それぞれ実情を探ってみた。
その結果、どうしてso-netフォンでありながら、
NTTの基本料金が解除されていないのか、判明したのである。
というか、7年前の記憶を思い出した。
NTTの基本料金を休止・解除すると、
1 今まで使用していた、オイラなら0466-●×-●×●×という馴染みある番号が使えなくなる
(IP電話の 05-●×●×-●×●×という番号だけが残り、各方面へ通達する手間がかかる)
2 ナンバーディスプレイなどオプションが使えなくなる
7年前のオイラは、上記1が嫌になって基本料金のNTT契約を残したのだった。
そこで対策として、
J-COMのケーブルテレビからNTTの光テレビへ乗り換える際に、
電話の方はNTT光電話としてNTTと基本料金契約を交わし、
so-netフォンを継続しつつ、NTT基本料金の引き下げを狙う運びとなった。
so-netによれば、こうした併用をするユーザーも多いとのことだった。
また、キレ者なNTT担当者によれば、
「弊社は他社に先行して戦略を撃つことを憚る身分なのだが、
(そういうことすると、孫さんが怒ったりするし)
他社が先行してサービス戦略を撃ってきた場合には、代替策で対処する方針」
ということで、まるで日本の防衛戦略かと見紛うような説明をするのであった。
IPフォンへも、ナンバーポータビリティが使えるのであれば、
誰だって即座にNTTを解約するだろうから、
その辺はNTTも見据えていて、大事なミソの部分は手放さないということなのだろう。
そして、ケーブルテレビ陣の戦略を睨んだ上で、
現状の光テレビ戦略を打ち出したわけだ。
オイラは本日、光テレビの工事契約を交わしたのだが、
雑多あるテレビ局を自由にみられるパック契約ではなく、
基本設定の他にみたい番組があった場合に、個別契約できる方を選んだので、
かかる予算はトータルで、月当たり3~4千円、浮く計算になっている。
NTTの光テレビの場合、基本チャンネルの契約は月に千円しないので、そうなるのだ。
振り返ると結局、NTTから逃れるつもりが、
しっかりと月々の料金が減らせるという
NTTによる「ステキな金縛り」に遭ってしまったというオチなのであった。