元祖SHINSHINさんのブログ
サブプライムもどきな住宅ローンの悲哀
フラット35が開始されるよりも前に住宅ローンを抱えた人たちは、
かなり苦労しているようだ。
もうすぐ定年だというのに35年ローンを組まされたAさんは、
退職金を突っ込んでも、まだ残金が2,000万円もあるという。
また別の知り合いBさんは、某有名企業に勤務していたが、
マンション投資でそれなりの対策を講じまあまあな投資実績を残したものの、
やはり生活は苦しいという。
そういうオイラも人ごとではなく、
元本をダイレクトに減らせる繰り上げ返済に励むべきだが、
日米欧国家破綻によるハイパーインフレに恐怖を感じて、固定金利を組み替えたばかり。
(怖くって変動金利なんぞ組めない)
従って、固定金利期間においてそうあくせくして繰り上げ返済をしても、
当座組んだ固定金利期間において月々の返済額が減る方式ではなく、
支払期間が短くなる方式が既定なわけなので、
手持ち資金がリスキーになるだけで面白みに欠ける。
かといって、じっくりと繰り上げ返済分を、
固定金利期間が切れるギリギリまでしっかりと貯蓄できるのかというと、
日々のつまらぬ欲望に負けてしまいがちなオイラには、それが難しい恐れがあったりする。
こうやって振り返ってみると、
35年ローンがあるから住宅など買えるのだろうが、
同時にそれが己の首を絞めかねない結果になりがちなのをみると、
住宅ローンというものの悲哀を感じせざるを得ないのであった。
・・・貧乏暇なしなのであるなぁ。。
PS:自分がもしも米国人であったなら、バブルの時にやはり彼等と同じ行動をとった可能性が高い。
人間というものは、実に欲深いものであるなぁ。。
まぁ、最期はルンペンでもいいやぁと思えれば、怖いものでもないのだけれど。