まともなトレーダー的思考の持ち主だったらこんなロジックを推す訳がない。
社会保障は年々右肩上がりで増えていて、これこそが日本の債務の元凶です。
http://www.mof.go.jp/gallery/20110304.htm
トレーダーで言えば、自分の持っているお金を全て一番パフォーマンスの悪い塩漬け株に突っ込んでいるようなもの。もう言うのも疲れてきたけど、まず初めに社会保障の削減をする事が一番の急務なのです。増税より削減から入るべき。
こういう人達の議論で決定的に間違っているのは
①過去消費税を上げた時税収がどうなったかというのを検証していない
②若い世代のために増税するというロジック自体がそもそもおかしい。なんで増税したら若い世代の負担が減ると考えるられるのか？ 増税して本当に税収が増えるのか？ 効果があるのか？ 過去はどうだったかという点で考えるべき。
③そもそも今の政府で、その増税したお金が本当にちゃんと目的通りに使われるのか？という疑問がある （子供手当の時に外国にいる子供にまでお金が流れたようなずさんな管理をしている政府が信用出来るのか？）
増税するにしても、僕は、例えば大前さんが言っていた様に、消費税の1%を全て被災者復興のために限定して使うというような増税であれば大賛成です。ピンポイントで一番困っている人に迅速に使われるのであればそれを反対する理由はないからです。
今の政府では社会保障と言って増税しても、それがちゃんと有効利用されるかどうかもわかりません。東京電力の様に、経営が苦しいので電気代を上げるけど、社員や役員へのボーナスは払うと言っているのと基本的に考え方は同じだと思ってる。個人的には、今まで政権を取ってから民主党がやってきた事を見ても、民主党の事を全く信用出来ないので。
