あるリフレ派のブログを読んでると、このままだと1ドル50円になるのはそう遠くないみたいな事が書かれてた。
本当、それもありえると思えるのが怖い(苦笑)。
まぁちょっと考えて欲しいんだけど、野田さんが財務大臣になったのは、2010年の6月、その時の円はドルに対して92~3円ぐらいだった。それから一年経って、今76~77円になってる。この1年で15円以上も円高になってる。
それで、その大臣が今は日本の総理大臣になってるんだよ。
やっぱ民主党がいかに経済とか金融をなめているかということだな。
僕はこう見えても日本に対してはいつも強気で買いのスタンスを取ってきた。そりゃ自分の国をなんとか応援したいし暴落時には積極的に買ってきたつもり。でも今回はマクロ経済的にはどこをどう見ても、日本に上昇する理由が見当たらない。
日銀は相変わらず金融緩和をする気配はないし、当の白川さんは7日の会見で、GDPに対する追加供給量の比率が欧米より高いとか言っていた。ここ数年で米や欧州も緩和を急激なペースで上げてきたのに、今までの日本の緩和比率で見て充分高いからっていうのでは、もうまとまな議論ではない。アメリカが数倍以上のペースで上げてきたときに、今までの日本の平均が通用するか?って思うんだけど。
その反面、確かに日本の株価に関して言えば明らかにファンダをかい離した割安状態の銘柄が続出している。今の平均PERは12倍前後で、PBRを1倍割れのものがたくさんある。
でもだからって積極的に買えないのがつらいところだな。やっぱ為替が最大のネックになるからね。
まぁ、もう1ドル50円になっても俺は知らん。
今までさんざんこの大して頭も良くない頭で、それがどんなに危険で自虐的な事か、自分が出来る限り丁寧に説明してきたつもりだし、でももう~いいかげん疲れた。
だってみんな自分でデータを見て確かめないんだから。それでロジックを無視して反論してくる。
「将来の世代のために今増税しないといけないでしょ?」とかはその典型.... (増税しても全体の税収が落ちたら逆にマイナス。実際、消費税を3%→5%に上げてから全体の税収は落ち続けた)
あと「円高にもメリットありますよね」っとか。(円高で輸入品が多少安くなっても仕事がなくなったら終わり、以上)
それで野田さんが言うように増税なんかしたら、まぁ大不況になるだろうね。それは断言出来る。もうこれは一種の自爆テロレベルの行為。でも傍観者だった日本人も悪いと思うよ。