日記とかコメントを見てると、投資家と投機家の違いをごちゃごちゃになっている人が本当に多い。
僕は少なくとも頭ではそれがはっきりしている。ただそれが、たまに欲にくらんで魔が差してしまうだけだ(汗)。
「なんかもっと手っ取り早く儲ける事が出来るんじゃないか?」っていう考えが頭の中で回り始めたら要注意。そうなると千円の損を避けるために、10万円の損をすることになる。これが典型的な貧乏人の考え方です。パチンコで数万円平気で銭を捨てるのに、食費はカップラーメンとかああいうのも根っこの部分は同じ。
投資家は今までの実績を見て、その平均と比べて今の価格が高いのか安いのかを考える。投資家はその銘柄を買う理由として何故(その会社の長期的な収益性や財務力=バフェット)に注目してる。
投機家は今までの実績よりも今起こっている事に注目する。何故よりも何(今の株価)に注目する(オリバーペレス)。
言葉にするとこんな簡単な事でも、これがごちゃごちゃになっている人は本当に多い。
PERなんか関係ないって言うのは、投機家。今PERが10だろうがなんだろうが、大口が売られているものはまだまだ下がるから売れってなる。でもいずれ買い戻されるからちゃんと買い戻す時期も考えていてその時は引き際も早い。投機家にとってチャートやテクニカル分析、間違ったと悟った時の損切りは自分を守る最大の武器なんです。
投資家は、過去10年のPERの平均が15倍なのに、今10倍になっている。BSを見ると借金比率も低く、キャッシュ率も高い。シェア率は依然高いし、優秀な製品も保有してる。今は大口が売っているようなのでさらに下がる事があるだろうが、いずれこの価値は見直されるはずだと考える。リターンが見直されには時間がかかるからゆっくりのんびり保有するのが投資家。だから投資家は日々の株価なんか見なくていい。余計な感情が入ってしまうからね。
ちなみに、トヨタの場合だけど、投資家だったら買い、投機家だったら売りとなるのかな。まぁこれはあくまでも今後の為替次第だけどね。
http://saig.livedoor.biz/archives/2242451.html
投資家で行くか、投機家で行くか、そのメリットとデメリットをちゃんと理解して、自分が今後どちらで勝負するのかを決めるだけでも、かなりのロスは防げるはずだ。
これさえ決まっていないんだったら、そりゃ大口やプロのいいカモにされて当然です(苦笑)。