為替見通し
2011年09月03日
米雇用統計は悪くはないが、期待ほど改善はなかった。それでユーロが売り込まれ、株価も下げた。なんともおかしな結果。ドル円は為替介入警戒感を新財務相がコメントを出して牽制していたようだ。まるで野田さんの操り人形のようだ。オバマ大統領の景気対策が8日に発表されるが、議会の反対に会いそうで、期待はできそうもない。
日銀の追加緩和策だがこれに期待しよう。日銀も金を相当持っているんだが、さらに買い増せば利益が出るだろう。米国の国債の金利が下がり、ようやく住宅の借り換えが順調になったとしても、住民はさらに住宅が下がると後半年~1年待つ姿勢だ。これが米国経済の足を引っ張る。住宅デフレ脱却が重要。雇用が伸びなく、住宅価格も下がる一方、米国経済の下振れリスクは高まるが、QE3の実施が待ち望まれるが、効果があろうがなかろうが、やらざるをえない状況では?
欧州ではギリシャはEU/IMFの査定が中断、話題になっている。
早くデフォルトしておけばいいものを、なまじ助けて余計にドイツやフランスまで傷んだ。欧州首脳たちの責任問題だろう。今月ユーロは利下げのサインされ点滅しそうだ。
ドル円は日銀の追加刺激と8日にオバマの発言で景気刺激策がでると週末に円安に動きそうだ。
ドル円来週76.00~78.50円 3ヶ月 75.00~82.00円
ユーロ円来週108.50~110.50円3ヶ月 105.00~120.00円
ユーロドル来週1.4000~1.4400ドル3ヶ月 1.3800~1.4600ドル
掲載日:2011-09-03
発表元:三井住友銀行
