◆日・7月鉱工業生産(速報値)(前月比/前年比)
前回:+3.9%/-1.6%
予想:+1.4%/-1.9%
結果:+0.6%/-2.8%
★日・7月鉱工業生産(速報値)、予想を下回る!
7月の鉱工業生産指数速報(05年=100、季節調整済み)は93・2
4カ月連続のプラス
前月の3・8%に比べて上昇率は鈍化したものの、乗用車生産などが順調に推移しており、
基調判断は3カ月連続で「東日本大震災の影響から回復しつつある」。
経産省は「企業から節電の影響はあまり聞かれていない」と指摘。
業種別では、輸送機械が5・3%上昇。
震災で寸断されたサプライチェーン(部品の調達・供給網)が復旧し、
国内、輸出向け生産が回復した自動車がけん引。
情報通信機械も携帯電話やノートパソコンの新製品増産で15・7%伸びた。
電子部品は3・4%低下。
液晶テレビの需要がピークを越えつつあることなどが影響した。
先行きの鉱工業生産指数は、8月が一般機械、電気機械の増産で2・8%の上昇を予測。
9月は2・4%の低下に転じるものの、季節調整に伴う計算上の影響が大きく、
実質的な回復基調は続くとみている。