長々と話してもどんだけ丁寧に説明しても、貴方達には伝わらないようだから、すごくシンプルにいく。以下の質問に自問自答して欲しい。
① 円高容認論者は、今の為替の動きが投機的なものだと言うが、円高は小泉政権が終わってからずっと続いている。数年以上続いているものが、投機的な動きとして説明出来るのだろうか?
② 円高になってからの日本の株価は長期的なスパンで見て上がっていますか? 景気は? 失業率は? 過去のデータを見ればすぐにわかる事だと思うんだけど、何故かスルーされてる。
③ 緩やかな円高容認論者たちは、なぜか、急激な円高はダメだと言う。貴方達が望むように円高の道をたどっているんだから、なぜそれが早く進む事がダメだとか急にいいだすのだろうか? 何か都合が悪い事が起こるたびに主義主張が変わるのは、偽物トレーダーと同じ傾向です。
④ 円高だと輸入で資源などが安くなり、電気料金などで恩恵を受けているとの事だが、じゃあその恩恵を一番に受けているはずの電力会社が利権まみれになりなぜここまで腐敗してしまったのか?
⑤ 円高、デフレが続いて日本経済は落ち込んでいるのに、日銀の人達は一切責任を取っていない。少なくとも結果が出ていなければ、その責任を取るのが民主主義です。
⑥ そもそも適度な円高って何なのか? 日本の借金がこれだけ膨れ上がり、GDPは下落して、デフレがここまで長く続いてる国の為替がドルに対してここまで強いのが、適度と言えるのか?
円高容認論者達は、驚くほど、これらの質問には触れてこない。少なくともこれだけ円高で国益が失われている今、それでも円高も良いと言うのならば、こういう質問に出来るだけ論理的に答える必要はあると思う。